京都へ

京都への旅行記を中心に、京都に関する情報やエッセイも書いていきます

【旅行記】京都で年越し⑦ 2019年12月31日(火)~2020年1月2日(木)

京都で迎えた新年、1月2日は、知恩院の「新年おまいりツアー」に参加しました。

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八坂神社

◆◆2019年12月31日(火)◆◆
京都駅~三千院~宝泉院~勝林院~来迎院~寂光院相国寺<ホテルギンモンド京都>
六角堂

◆◆2020年1月1日(水)◆◆
六角堂~下鴨神社銀閣寺~哲学の道法然院~金福寺~真如堂<ホテルギンモンド京都>

◆◆2020年1月24日(木)◆◆
八坂神社~知恩院~丸山公園~西本願寺

祇園を抜けて八坂神社へ

今日は10時から知恩院の「新年おまいりツアー」に参加します。最近は京都に来るたびに知恩院によっている感じなのですが、色々な参加型イベントを考えてくれるのです。今回は法話、念仏体験、お坊さんによる案内、限定の御朱印がいただけたりします。

8時半にはホテルをチェックアウト、地下鉄御池駅から東西線東山駅まで行きます。そこから古川町商店街を抜けていきます。古川町商店街は昔ながらのアーケードのある小さな商店街です。ここも昭和の雰囲気が残る、京都ならではの場所なんですが、残念ながら新年のまだ9時前ということで、開いている店はありませんでした。
古川町商店街を抜けたら、白川沿いを歩きます。新春の陽光の中、とてもさわやかです。

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祇園、白川沿いを歩く

まだ知恩院に行くのは早いので、八坂神社によってお参りしました。ここは下賀茂神社以上に屋台がいっぱい出ています。まだ開店前でしたが、知恩院の帰りには、ここで何か食べようと思いました。

知恩院「新年おまいりツアー」へ

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三門下に集合

そうこうしているうちに時間となり、集合場所の知恩院三門に行きました。
お寺の人が受付をしています。集まった人は40~50人はいるでしょうか。若い人も結構いました。
10時になり案内がスタートです。御影堂前で知恩院の説明を受けた後、集会堂に上がります。現在御影堂は修復中で、集会堂を臨時に拡張して法要などに使っているそうです。御影堂の修復自体は現在完了しているのですが、まだ内部での作業が行われているそうです。
その集会堂で、案内解説があり、参加者全員が順番にお焼香をしました。

阿弥陀堂、御影堂に上がる

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御影堂、月光殿、月光殿への中庭

その後は、場所を阿弥陀堂に移します。30分ほどの法話の後に、木魚が配られ、みんなでお念仏を唱えました。法話はまだ20代の若いお坊さんが話してくれました。ご自身が僧侶になるきっかけかなども交えてのお話でした。

次は修復中の御影堂に上がらせてもらえました。もっとも、内部はまだ整備中なので周りの廊下だけですが、ここに上がれるのはツアー参加者の特典ですね。お坊さんから、今回修復した跡など説明をしてもらえました。

続いて廊下を歩いて、奥の「月光殿」と書かれた建物に案内されます。ここに入るのは初めてです。途中、小さなお庭も通ります。その「月光殿」で、御朱印をいただき、アンケートを書きました。

大鐘を間近で見学

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大鐘楼に入る

最後は外に出て、大晦日に除夜の鐘がつかれた大鐘楼に案内されます。ここでは、鐘楼内にも入れさせてもらえて、間近で説明を受け、大きな鐘を見ることができました。
釣鐘の重さは約70tとのこと。鐘の真下に入って内部をのぞき込んだりしたのですが、落ちてくることは絶対ないはずなのでしょうが、ちょっと怖かったです。この重さの鐘をさせているのもすごいです。
そして、この大鐘楼で解散、こうして約2時間の「新年おまいりツアー」は終了しました。

丸山公園で、おでんとビールを

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丸山公園の屋台

その後は、丸山公園に向かいます。
朝、通ったときにはまだ屋台も開いてなかったのですが、今は営業中、通る人に声をかけている屋台もあります。
八坂神社内はすごく混んでいるのですが、丸山公園内は広々としています。ベンチを出している屋台(店?)があったので、そこでおでんとビールを頼みました。
穏やかな天気の中、新春気分を満喫です。

今日は早めに新幹線で帰るので、ここでのんびりして、その後は京都駅付近でまた昼飲みをして、今回の京都旅行は終了しました。 

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【旅行記】京都で年越し⑥ 2019年12月31日(火)~2020年1月2日(木)

京都での年越し、元旦は。河原町祇園界隈を歩きました。

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銀閣寺から吉田山方面の眺め

◆◆2019年12月31日(火)◆◆
京都駅~三千院~宝泉院~勝林院~来迎院~寂光院相国寺<ホテルギンモンド京都>
六角堂

◆◆2020年1月1日(水)◆◆
六角堂~下鴨神社銀閣寺~哲学の道法然院~金福寺~真如堂<ホテルギンモンド京都>

◆◆2020年1月24日(木)◆◆
八坂神社~知恩院~丸山公園~西本願寺

銀閣寺から哲学の道

下鴨神社の次は銀閣寺に向かいます。実はこのあと、哲学の道の近くにある法然院で、14時から新春法話が行われるので、聞きに行こうと思ったのです。その前に銀閣寺に寄ってみようと思いました。
今出川通りに出て、市バスで銀閣寺道まで行きました。

さすが、銀閣寺、元旦なのに人が集まっています。ですが、いつもは人力車の観光案内が待ち構えているのですが、お正月休みか見当たりませんでした。

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銀閣寺の参道

銀閣寺を訪れるのは久しぶりですが、拝観券がお札になっていました。金閣寺みたいですね。以前は違っていたのですが、いつからか変わったようです。
銀閣寺も私の好きなお寺おひとつです。まず、総門を入り、背の高い生垣に挟まれた参道を行くところが好きです。
そして、銀沙灘。銀閣寺の魅力は、この白砂の庭にあると私は思うのです。

銀閣寺を出たらしばらく哲学の道を歩きます。銀閣寺前と違って、こちらは人は少なく静かでした。

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静かな哲学の道

法然院の新春法話

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法然院山門

法然院での新春法話が時間が近づいたので、法然院に向かいました。
法然院は、侘びた山門、そして山門をくぐったところにある白砂壇が好きで、これまで何度となく訪れました。残念ながら伽藍内はは春と秋以外は非公開なのですが、よくイベントを行っていたりして、貫主の梶田真章さんも講演なども行っているようで、一度イベントや講演に参加してみたいな、と思っていたのです。

暖房がしっかりきいた講堂に入ります。それほど広くはない部屋に、椅子が並べられています。正座や胡坐が苦手な私はホッとしました。
参加者は20人くらいでしょうか。貫主の梶田真章さんは法話のあとに、参加者からの質問にも答えてくれました。

途中退席は自由なのですが、私は最後の方まで聞いていたため15時終了予定がだいぶ遅れてしまいました。外に出たときはもう日が傾き始めていたため、今日はこのままホテルに帰りました。

元旦の夕食事情

ちなみに、夜はどこかで飲もうかな、とか思ったのですが、さすがに元旦、ほとんどの店が閉まっていて、開いているのは全国チェーンの居酒屋くらいでした。京都にきて全国チェーンの居酒屋っていうのもなんですが、他にないので、ホテルのそばの居酒屋に入りました。
私が入店した5時の後からも次々とお客さんが来て、6時半ごろに店を出る時には席待ちの人もいました。元旦の夕食は、なかなか場所探しが大変です。  

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【旅行記】京都で年越し⑤ 2019年12月31日(火)~2020年1月2日(木)

京都での年越し、元旦は。河原町祇園界隈を歩きました。

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賀茂神社境内

◆◆2019年12月31日(火)◆◆
京都駅~三千院~宝泉院~勝林院~来迎院~寂光院相国寺<ホテルギンモンド京都>
六角堂

◆◆2020年1月1日(水)◆◆
六角堂~下鴨神社銀閣寺~哲学の道法然院~金福寺~真如堂<ホテルギンモンド京都>

◆◆2020年1月24日(木)◆◆
八坂神社~知恩院~丸山公園~西本願寺

一夜明けての六角堂

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六角堂、昨夜ついた鐘と静かな元旦の境内

元旦の朝は8時すぐに目が覚め、9時には行動開始しました。
まず、昨夜、除夜の鐘をつかせてもらった六角堂へ行きます。昨夜は本堂は門が閉められていたので、新年のお参りさせてもらいました。
人通りも少なく、とても静かな元旦の朝です。六角堂もお参りの人がちらほらいるだけでした。昨夜は暗くて周りの状態がよくわからず、写真もあまり撮れなかったので、改めて写真を撮りました。

誓願寺蛸薬師堂、錦天満宮を回る

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誓願寺蛸薬師堂、錦天満宮

続いて、近くのお寺を回ってみます。昨夜は除夜の鐘の列ができていた誓願寺。こちらも全く人がいなくて静かです。本堂に上がりしばらくゆっくりしました。

続いて新京極を四条通方面に歩き、蛸薬師堂(永福寺)、錦天満宮と回ります。どちらもこじんまりとしたところですが、新年のお参りの人たちが集まっていました。蛸薬師堂は健康祈願で有名らしいです。撮影は一切禁止とあり、張り紙が張られて、雑然とした感じでした。庶民のお堂といった感じです。

下鴨神社へお参り

次は下鴨神社へ行くことにしました。
いつもは混んでいるところは避ける私なのですが、新年だから屋台も出ていたりして、にぎわっているところに行きたくなったのです。
祇園四条駅から京阪電車に乗って、出町柳駅へ行き、そこから歩きました。 

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賀茂神社の参道

下鴨神社まで糺の森を抜けていくのですが、途中から参道に屋台が現れます。屋台は帰りに寄るとして、まずは参拝です。
下鴨神社には干支の社があり、十二支別に小さな祠があります。私も自分の干支の列に並んでおまいりしました。

下鴨神社「さるや」でお雑煮を食べる

境内を出たところの休憩所「さるや」で、お雑煮が食べれるので、寄ってみました。

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「さるや」店内とお雑煮

京都のお雑煮は白みそと丸いお餅と聞いていましたが、関東人の私にとって初めて食べるものでした。写真には汁しか写っていないのですが、なかに一つ、丸いお餅が入っています。具はありません。暖房のある店内でも食べられますが、今日は日差しも暖かいので店外のベンチでいただきました。
こってりとした感じのお雑煮で、体が温まります。少ししか量はないのですが、意外とお腹が満たされて、結局帰りに屋台には寄らずに、下鴨神社を後にしました。

元旦の続きは、つぎの記事に続きます。 

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【旅行記】京都で年越し④ 2019年12月31日(火)~2020年1月2日(木)

京都での年越し、大晦日の夜編その2です。河原町祇園界隈を歩きました。

◆◆2019年12月31日(火)◆◆
京都駅~三千院~宝泉院~勝林院~来迎院~寂光院相国寺<ホテルギンモンド京都>
六角堂

◆◆2020年1月1日(水)◆◆
六角堂~下鴨神社銀閣寺~哲学の道法然院~金福寺~真如堂<ホテルギンモンド京都>

◆◆2020年1月24日(木)◆◆
八坂神社~知恩院~丸山公園~西本願寺

四条通が車両通行止めに

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四条通を八坂神社へ向かう人たち

八坂神社前から鴨川までの四条通は23時から車両通行止めとなります。知恩院を後に四条通に戻ると、ちょうど車両通行止めの時間となり、人が車道に入り、みな八坂神社を目指して歩いていきます。
初めは数人が車道に出て、それに続いて次々と人が車道に入ります。この風景を見ると、ああ大晦日だな、新年も近いんだな、と感じます。

誓願寺へ行ってみる

私は八坂神社の混雑を避けて、人の流れとは逆に四条河原町方面に向かって歩きました。

どこか除夜の鐘をつかせてくれるところに行こうと思いました。
初めは、除夜の鐘なんつかなくていいや、ましてや列に並んで整理券を手にしてまで、とか思ったいたのですが、新年の気分が高まるにつれて、今からでも突かせてくれるところはないかな、と思ったのです。

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誓願寺で除夜の鐘に並ぶ人たち

まず新京極にある誓願寺に向かいます。ここはいくつかのサイトにも除夜の鐘をつかせてくれるお寺として載ったのですが、整理券が必要みたいです。
お寺に近づくと案の定、列ができていました。列の終わりにいた案内係の女性に、整理券の配布は終わりました、と言われました。時刻は22時20分くらい、それはそうですよね。

六角堂で除夜の鐘をつく

もうどこに行っても無理だと思ったのですが、六角堂にいってみることにしました。ここは私が止まるホテルにも近いし、ここがだめならもうおとなしくホテルに帰ろうと思いました。

さて六角堂に近づくとやはり列ができていますが、まだ大丈夫そうです。もう鐘撞は始まっていました。
次々と鐘撞堂に人が上がっていくのが見えます。自分の番が近づくと、ちょっとドキドキわくわくしてきました。
狭い入口から階段を上がり、鐘をつきました。まあ、鐘撞自体は、鐘をつくだけなのですが、とても新鮮な気持ちになれました。六角堂の本堂にもお参りをしようと思ったのですが、本堂の門は閉められていました。

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六角堂で除夜の鐘

そしてそのままホテルへ。覚悟していたほど寒くはなく、よい年越しでした。

実は次の日、元旦にも六角堂にお参りしたのですが、その時、お寺の人とご近所さんらしき人との会話が聞こえてきて、467回鐘がつかれたと話していました。お寺の人は、年々人が増えているけれど、できりだけ皆さんについてもらいたいから、と話してました。
列に並んでいるとき、私の前にいた親子連れの小学生らしき女の子が、観光客が多くて混んでる、と不満そうでした。この親子はきっと近所に住んでいるのでしょう。私も観光客の一人なので、観光気分で地元の人がいつもお参りしている場所に入り込むのはちょっと申し訳ないかな、と感じてしまいました。
だけど、だれでも参拝できるのがお寺ですから。だけどだけど、地元の人にしてみれば、以前はつけたのに混みだしてたため、つけなくなってしまうとしたら、それは残念でしょう。なかなか難しい問題です。  

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【旅行記】京都で年越し③ 2019年12月31日(火)~2020年1月2日(木)

京都での年越し、大晦日の夜編です。河原町祇園界隈を歩きました。

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晦日木屋町高瀬川

◆◆2019年12月31日(火)◆◆
京都駅~三千院~宝泉院~勝林院~来迎院~寂光院相国寺<ホテルギンモンド京都>
六角堂

◆◆2020年1月1日(水)◆◆
六角堂~下鴨神社銀閣寺~哲学の道法然院~金福寺~真如堂<ホテルギンモンド京都>

◆◆2020年1月24日(木)◆◆
八坂神社~知恩院~丸山公園~西本願寺

夕食のために外出する

ホテルにチェックインしたのが4時くらいでした。
さて夕食を食べに行きたいのですが、大晦日なので閉まっている店が多いです。その中で、何度か行ったことがある、三条木屋町にある「浜町」へ電話をしたら営業しているとのことです。席は5時から2時間、カウンターが確保できるとのことで、予約を取りました。
もう少し、ホテルで休んでから出かけないと、年越しまでの時間が長いな、と思っていたのですが、開いている店はどこも混んで満席の可能性が高いと思い、迷わず予約たのです。
晦日の街の様子も見たくて、ホテルのある烏丸御池から歩くことにしました。
途中回り道をして錦市場を通ろうとしたのですが、すごい人出でなかなか前に進まず、これでは5時の予約に間に合わないと思い、途中で錦市場ははなれることにしました。

三条木屋町の「浜町」へ

さて、「浜町」です。
カウンター割烹のような雰囲気の一階に案内されます。一人だと目の前に板前さんがいるカウンターの方がいいですよね。
上の階も二人で来た時に上がったことがありますが、上はもう少しカジュアルな感じ、でも居酒屋みたいな感じではなく落ち着ける雰囲気です。
お造りの盛り合わせ、おばんざいを何品か、シマアジの兜焼きなどを頼みました。
敷居が高い感じではなく、だけど俗っぽさもなく、料理もおいしいです。ですが一番私がこの店がいいな、と思うのは、店員さんたちがとても親切なのです。こうして一人、忙しい大晦日に予約を入れた私にも、とても親切です。
7時から次の予約の人が来るので、席を立たなければいけないのですが、「大丈夫ですか、お腹の方、十分食べていただけましたか」と気を使ってくれます。
ビールも2杯飲んで、5千円に届かないくらいでした。この内容で、このお値段なら大満足です。

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「浜町」さん

祇園のバーへ

 店を出たのが7時、まだまだ12時まで長いです。木屋町をぶらつき、祇園をぶらつくも、開いている店が少ないですね。祇園でかなり前に行ったことがあるバーがあったので、そこへ寄ってみました。

最初は客が私一人だったそのバーも、時間がたつにつれて常連さんが集まってきました。マスターはさすがに何年も前に一度来たきりの私を覚えてはいませんでしたが、このままここで年越ししたら、と言ってくれました。
それも興味深いのですが、せっかくの大晦日、外の様子も見たいので、10時前には店を出ました。

多分混んでいるだろうけど、知恩院の様子を見てみようと思いました。
年越しの知恩院は大鐘楼の除夜の鐘が有名です。何年か前に一度、見たのですが、まあ押し合いへし合いの混雑で、写真を夢中で撮る人に文句を言う人もいて、とても鐘の音ぐらいじゃ煩悩は消えないな、と思ったのです。

ですから、今回は知恩院の除夜の鐘は見るつもりはなかったのですが、どのくらい人がいるのか興味があり、見に行きました。 

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知恩院、除夜の鐘に集まった人たち

山門前の道に人が並んでいます。果たして入れるのでしょうか。
そしたらちょうどハンドマイクで案内がありました。今から並んでも見ることはできません、と警備の人が言うのです。さすがに10時過ぎればもう無理なんですよね。そして「ここにいても鐘の音は聞こえません」という案内も入り、みな解散しだします。ですが外国人の人たちは、恐らく何を言っているのか分からないのでしょう、列を離れようとしないとしない人が結構いました。
私が前、知恩院の除夜の鐘を見たのは十数年前だと思うのですが、そんなに早い時間から並んだ記憶はありません。そもそも行列は嫌ですし。そして外国人の人もこんなに多くなかった気がします。10年以上たつと色々変わりますよね。

ちょっと長くなるので、別ページに続きます。

 

 

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【旅行記】京都で年越し② 2019年12月31日(火)~2020年1月2日(木)

京都での年越し、大晦日の続編です。人気スポットの大原も、さすがに大晦日は静かでした。

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来迎院

◆◆2019年12月31日(火)◆◆
京都駅~三千院~宝泉院~勝林院~来迎院~寂光院相国寺<ホテルギンモンド京都>
六角堂

◆◆2020年1月1日(水)◆◆
六角堂~下鴨神社銀閣寺~哲学の道法然院~金福寺~真如堂<ホテルギンモンド京都>

◆◆2020年1月24日(木)◆◆
八坂神社~知恩院~丸山公園~西本願寺

来迎院から寂光院

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山寺の雰囲気、来迎院山門

勝林院の次は来迎院に行きました。
山寺と言う趣がいい感じです。でもここも苔がきれいな時期に来たほうが良かったかもしれなかったです。まあ、大原全般にそうですが、雪の大原は良さそうですが(すごく寒そうですが)冬は若干寂しい風景です。もっとも空いているのは、やはり冬がいいですね。

さて一度大原バス停まで戻って、寂光院に行くことにしました。

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山村の雰囲気、大原

時々雨がぱらつく曇り空なのですが、時々晴れ間も見えてました。
寂光院まで道を歩きながら、その農村風景を見ていて思ったのです。
私が京都が好きなのは、寺社巡り、食べ物も魅力なのですが、実は昭和を感じさせる風景があちこちに残っているのがいいことに気が付きました。
この畑が広がる大原の風景、小さな川に質素な木橋がかかっていたりする風景は、私が子供の頃見てきて昭和の風景に重なります。
市内に入っても、嵐電には路面電車の箇所があったり、古い看板が残っていたり、地元の商店街がまだ残っていたりします。
そういう私の原風景に出会える街が、京都なのかもしれません。平安時代鎌倉時代などの古いものがたくさん残っている京都ですが、昭和の物もたくさん残っているんですよね。

寂光院

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寂光院、山門へ向かう石段

さて、寂光院です。
ここは2000年に火災にあい、その後再建されたのです。私が初めて寂光院を訪ねたのは200x年、再建されて間もないころでした。焼けてしまった池の木が残り、やはり焼け落ちた本尊の地蔵菩薩の写真が展示されていて痛々しかったです。
建物はその時はまだ新しく、白木の建物のようでした。ですが今回行くと、さすがに20年近くたっていて、落ち着いた趣になっていました。
これも比較写真を載せてみますね。

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寂光院、約20年前と比べてみました

寂光院の好きなところは、石段を登っていくところでしょうか。アプローチが素敵な寺院は色々ありますが、寂光院もその一つです。 

www.jakkoin.jp

同志社大学相国寺を歩く

大原のバス停に戻ったところで、まだ時間は2時半くらいでした。
今夜の宿は地下鉄御池駅のそばなので、まずバスで交際会館前まで行き、地下鉄で今出川へ行って相国寺に立ち寄ることにしました。
大原へ行く時は、地下鉄を利用して国際会館前まで行くと、バスの乗車時間も少なくて便利です。もっとも私は鴨川沿いを走る京都バスからの眺めも楽しみたいので、往きはバス利用、帰りは地下鉄が多いです。

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同志社大学の綺麗なキャンパス

地下鉄今出川駅で降りると、同志社大学があります。関西私学の雄、さすが立派です。ですが大晦日で門も閉ざされ、学生もいなくて寂しい感じでした。普段なら学生で活気にあふれているんですがね。

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とても広い相国寺境内

少し歩いて相国寺に入ると、中の施設はしまっていました。境内は自由に入れるのですが、拝観はできそうにありません。
再び地下鉄今出川駅から御池駅に行き、ホテルにチェックインしました。年越しまではまだ時間があるので、一度ホテルで休憩です。

※帰宅してから調べたら、相国寺は春・秋の特別拝観のみ受け付けているようです。私は10年近く前に一度行って拝観して、なぜ今回は入れないのかな、と思ったのですが、多分たまたまその時が特別拝観の時期だったのかもしれません。

www.shokoku-ji.jp

年越しは③へ続きます。

 

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【旅行記】京都で年越し① 2019年12月31日(火)~2020年1月2日(木)

2019年~2020年の年越しは京都へ、2泊3日ででかけました。覚悟したほどの寒さはなかったです。

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正月準備の三千院御殿門

◆◆2019年12月31日(火)◆◆
京都駅~三千院~宝泉院~勝林院~来迎院~寂光院相国寺<ホテルギンモンド京都>
六角堂

◆◆2020年1月1日(水)◆◆
六角堂~下鴨神社銀閣寺~哲学の道法然院~金福寺~真如堂<ホテルギンモンド京都>

◆◆2020年1月24日(木)◆◆
八坂神社~知恩院~丸山公園~西本願寺

京都駅から京都バスに乗って大原へ

晦日の朝、京都入りです。京都駅も前回来た紅葉時期に比べてかなり空いています。

今日は大原めぐりです。本当は紅葉シーズンとかに行きたいのですが、混んでいること確実です。その点、さすがに大晦日はそんなに混まないだろうと、今日はあえて人気エリアの大原を選びました。

京都駅から8時台のバスに乗りましたが余裕で座れました。
9時半くらいに大原に着き、まず三千院に向かいます。時間が早いせいなのか大晦日だからか、お土産屋さんも閉まっているところが多いですが、三千院門前の店はさすがに開いています。

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さすがに今日は静かな三千院

まず客殿に入ります。目の前の庭を眺めてのんびりしたのですが、最前列はお抹茶を頼んだ人の席です。以前何度か来た時は縁側(?)にも出られて、そこから庭を眺められたのですが、今日はそこには出られませんでした。冬だからでしょうか。残念ですが、もっとも寒いから縁側でのんびり庭を眺めるわけにはいかないかもしれません。

宸殿から苔の庭に降ります。ここは苔とわらべ地蔵で有名な庭で、いつ来ても素晴らしいです。ただ苔の美しさはやはり夏の方がいい感じです。そして金色不動堂からぐるりと周遊する感じで出口へ向かいました。
ゆっくり腰かけて庭を見れなかったのと、花も紅葉もない季節なので、案外早く回り終えてしまいましたが、非常に空いていて静かに回ることができたのは良かったです。

www.sanzenin.or.jp

宝泉院の額縁庭園

続いて宝泉院に行きました。
ここも私の好きなお寺で何度も来ているのですが、なんとビックリ、入口の塀が新しくなっているのです。以前は黒い塀で、入り口横のその塀にいつも花が飾られていたのですが、それもありませんでした。
それでも中に入ると、変わらぬ落ち着いた雰囲気です。囲炉裏のある部屋、随所に飾られている花、そして額縁庭園は相変わらず素敵です。

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お抹茶を頂いて額縁庭園を眺める

ここは少し拝観料が高めなのですが、それは抹茶とお菓子が付いてくるからです。客殿に座るとお抹茶とお菓子が運ばれてきて、それを頂きながら庭を見ます。
庭には「五葉の松」という樹齢700年という大きな松が植えられています。ですが、かなり痛んできているみたいで、治療を受けた跡が痛々しいです。果たしでいつまで頑張ってくれるのでしょう。そう簡単には枯れたりはしないでしょうが、年老いていくのは人も植物も同じですから。

台風被害が大きかった宝泉院

帰り際にお寺の職員(?)の人に、塀を直したんですね、と聞いたら、昨年(2018年)の台風で塀が倒れてしまったそうです。それで今年新しくしたそうです。その台風の時に、門をくぐったところと五葉の松の庭の間にあった塀も倒れて、それは撤去したままで修復できていないそうです。門をくぐった時、五葉の松全体が見えたでしょうけど、以前は塀に隠されていたんですよ、とのことでした。
私は何度も宝泉院に来ているのですが、気が付きませんでした。
帰りに見てみると、確かに門を入ると塀がないため五葉の松が丸見えです。思い出しました。以前は確か、門を入ると塀の上から松が顔を見せている感じでした。

お寺の方から、台風の時、道路が通行止めになったことなど被害の状況を聞かせてもらいました。古い建物が多い京都ですから、台風などの被害も大きくなってしまうのでしょうね。
ちなみに2007年に来た時に撮った写真と今回撮った写真を比べてみますね。新しくなるのはいいことですが、時間がたって以前のような風格が出てほしいなと思いました。

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宝泉院、入り口わきの塀が新しくなりました

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宝泉院、「五葉の松」の横の塀がなくなった

www.hosenin.net

貸し切り状態の勝林院へ

続いては勝林院です。
何度も大原には来ているのですが、ここ勝林院には一度しか参拝したことがありません。なぜならば、ここは外からほとんど見えてしまうのです。これはお寺さんにとってもかわいそうだな、とも思うのですが、三千院から向かうとお堂の全景が見えます。そのまま宝泉院に向かうと横からも見ることができてしまうのです。
ですが、しばらく拝観していなかったこともあり、今回は拝観させてもらいました。

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勝林院の苔庭

受付は無人で、お金を箱に入れるだけです。
お堂に上がると、掃除をしていた人が挨拶をしてくれました。拝観者は私一人です。
庭の苔も立派だし、「大原問答」でも有名だし、立派なご本尊もあるのに、外から丸見えなので、不謹慎な言い方ですが損しているな、と思います。

屋根の修理などのために寄付を募っていましたが、特に気にせず出てしまいました。ですが、帰宅してから撮った写真を整理していたら、かなり屋根が傷んでいたのに気が付きました。
何年か前に行ったときの写真があったので比べてみると、全然違います。これは早く修理しないといけないのでしょうね。
宝泉院と同じく、2005年に撮った写真があったので比べてみます。

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2005年の勝林院(左)との比較

さて、まだまだ大原めぐり、②に続きます。

 

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