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京都への旅行記を中心に、京都に関する情報やエッセイも書いていきます

【旅行記】残暑の厳しい京都へ② 2019年9月1日(日)・2日(月)

9月の初めに1泊2日での京都旅行、2日目は嵯峨野巡りです。大きな行事も、桜も紅葉もない時期なので、いつもより人の少ない嵯峨野を楽しめました。ただ、とても暑くて汗だくになりました。

化野念仏寺

化野念仏寺

2019年9月1日(日)
京都駅~知恩院~青蓮院~東本願寺<チェックイン四条烏丸 泊>

2019年9月2日(月)
叡電嵐山~愛宕念仏寺~化野念仏寺~祇王寺~滝口寺~二尊院~常寂光寺~天龍寺叡電嵐山~四条大宮四条河原町~京都駅

 嵐電嵐山から愛宕念仏寺へ 

だいぶ寝坊をして9:30頃に四条烏丸のホテルを出て、阪急電車で大宮へ行きます。そこから嵐電嵐山線で嵐山に向かいます。この嵐電は、途中路面も走り、来るたびに乗るのが楽しみです。

嵐電嵐山駅

嵐電 嵐山駅

今日は愛宕念仏寺までまず行って、嵐山駅まで歩いて戻ることにします。タクシーで愛宕念仏寺まで行こうかと思ったら、ちょうど京都バスの清滝行きが、嵐電嵐山駅前のバス停から乗れるようなので、バスを使って、愛宕念仏寺まで行きました。

着いたのは10:30くらい。ここから嵯峨野歩きがスタートです。

愛宕念仏寺

愛宕念仏寺

愛宕念仏寺の山門をくぐると1200体の羅漢像が迎えてくれます。どれも苔むしているのですが、お寺のパンフレットによると、この羅漢像は昭和55年の復興事業後に、一般の参拝者によって掘られたものだそうです。
だから、実はそれほど古いものではないのですが、苔むした感じが落ち着いた佇まいとなっています。

古くはないから、現代的ないで立ちの羅漢さんもいます。
ボクシンググローブを持っていたり、カメラを提げていたり、ラケットを持っていたり、おそらく生前、好きだったことや仕事にされていたことを、残された方々が冥福を祈って彫られたのだと思います。
一人一人の生前の面影が、見ている私にも伝わってきて、「あぁ、千人いれば千の人生があるんだな」と感じます。

私はもう何度かここへ来ているのですが、嵐山から離れているためか、だいたいいつも空いています。特に今回は空いていて、出会った人は3人で、私一人の時間もありました。
静かで、とても心が落ち着く、大好きなお寺です。

www.otagiji.com

鳥居本の街並みと化野念仏寺

鳥居本付近の街並み

鳥居本付近の街並み

鳥居本の街並みを歩きます。相変わらず人通りが少なく静かです。
途中、平野屋があります。何度か食べたことがあり、お気に入りの店ですが、今日は素通りします。

次は化野念仏寺に立ち寄ります。

化野念仏寺

化野念仏寺

ここは、多数の石仏が並ぶ、西院の河原が有名です。だけど、小さいながらも苔のお庭や、これも小さいながらも竹の小径もあって、これもなかなかいいんです。このあと向かう嵯峨野の竹林は、いつも人で混んでいますが、ここの竹の小径はいつも静かです。

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祇王寺と滝口寺へ

続いて祇王寺に向かいます。

祇王寺

祇王寺

足を踏み入れると、見事な苔の緑が目に飛び込んできます。
モミジも沢山植えられていて、紅葉の時期は見事ですが、暑い季節もいいものです。
まず空いているし、なんといっても苔の緑がきれいです。
以前、梅雨時に来たこともあったのですが、その時期も苔がとても美しかったです。あと、やはり空いていてよかった記憶があります。

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祇王寺のすぐ隣にあるのが滝口寺です。

滝口寺

滝口寺

あまり目立たないので、つい素通りしがちなのですが、今日は立ち寄ってみます。
お寺と言うより、ほんとに小さな小さな草庵、といった佇まいです。
ここは今日は私一人で独占です。しばらく縁側に腰かけて、またまたボーっとしていました。

③に続きます。

 

to-kyoto.hatenablog.jp

to-kyoto.hatenablog.jp

 

【旅行記】残暑の厳しい京都へ① 2019年9月1日(日)・2日(月)

9月に入っても暑い京都。東山、嵯峨野を回りました。大きな行事もないこの時期は、比較的、静かな京都が楽しめました。1泊2日、まず1日目です。

知恩院

知恩院

2019年9月1日(日)
京都駅~知恩院~青蓮院~東本願寺<チェックイン四条烏丸 泊>

2019年9月2日(月)
叡電嵐山~愛宕念仏寺~化野念仏寺~祇王寺~滝口寺~二尊院~常寂光寺~天龍寺叡電嵐山~四条大宮四条河原町~京都駅

まずは京都駅で立ち食い蕎麦屋

新幹線で京都へ。天気は雲も多いけれど雨は大丈夫そうです。しかし暑いです!

家を出たのが朝早かったので、お腹がすいてきました。なぜか蕎麦を、しかも立ち食い蕎麦を食べたくなったので、新幹線コンコースから、JR在来線の構内に移り、立ち食い蕎麦屋を探します。

立ち食い蕎麦は、2、3番線ホームにありました。だけど、ちょっと狭そう。嵯峨野線の30番線ホームに移動して、カウンターと椅子がある蕎麦屋「麺屋さがの」に入りました。

ここは空いていていいです。料金は3・4番線の立ち食い蕎麦よ少し高かったのですが、椅子もあるし結構綺麗です。蕎麦の味は、まあ立ち食い蕎麦ですからね。だけどやっぱり関西、立ち食い蕎麦でもおつゆはおいしいです。

知恩院法話を聞く

以前来た時に、たまたま知恩院法話を聞いて、とてもいいお話だったので、今回も行ってみることにしました。
法話1020から開始。早速、市バス206系統で知恩院に向かいます。

祇園で降りて、東大路に面した新門をくぐり、三門へ向かいます。まだ時間が早いせいか、人がほとんどいないです。

急で段差がある階段を上って、三門に向かいます。一段一段上がって、三門が近づいてきます。三門をくぐりさらに登るにつれて空が近づいてくる感覚がとてもいいです。

知恩院

知恩院

御影堂は修復工事中ですが、もうほとんど工事は終了しているようです。囲いはなく、中には入れませんが外からは近づくことはできました。2020年に法要が行われるようす。
太いお線香(1本50円)に火をつけて、手を合わせます。

まだ法話までの時間はあるので、方丈庭園を見ることにしました。

知恩院方丈庭園

知恩院方丈庭園

相変わらず人は少なく、方丈で出会った人は4人だけでした。

時間になり、法要が行われている集会場にいき、椅子に座って待ちます。始まる頃には20人くらいの人が集まりました。法話は数日おきに交代で、全国各地の浄土宗寺院のお坊さんが来て話をします。今回は北海道からいらしたお坊さんでした。
30分ほどで法話は終わりました。

www.chion-in.or.jp

その後、三門のそばにある友禅苑にも立ち寄りました。枯山水の庭園がありますが、いわゆる禅寺でよくみる枯山水とも、ちょっと違う感じです。
だけど、こういう日の枯山水庭園は、照り返しが強くて暑いですね。

青蓮院で、しばしボーっとする 

知恩院のすぐそばにある、青蓮院に向かいます。青蓮院も空いていて、庭を眺めながら、しばしボーっとしていました。

青蓮院

青蓮院

建物の中を見てから庭に降りて、庭をぐるりと回って出口に向かいました。
青蓮院は庭も広くて見どころが多いのですが、私は建物の中、渡り廊下や回廊を巡ったりするのがいいですね。庭から見る建物も好きです。

www.shorenin.com

東本願寺でも法話を聞いてみる

地下鉄の東山駅から東西線に乗り、烏丸線に乗り換えて、京都駅に戻ります。

まだホテルのチェックインまでには時間があるので、今度は東本願寺に行って、そこでも午後、法話があるみたいなので行ってみました。法話のはしごです。

東本願寺

東本願寺

東本願寺も大きなお寺です。私は特に何かの宗教の信者ではないのですが、阿弥陀堂、御影堂、こういうお堂の中に座っていると、気持ちが落ち着きます。
こういう場所が私の住んでいる近くにもあればなぁ、時々心を落ち着かせに行きたいのになぁ、とか思います。
参拝している人も、思い思いに自分の時間を過ごしているようです。

法話は参拝接待所という施設で行われてました。お話ししてくれたのは女性のお坊さんで、とても分かりやすく話してくれました。

www.higashihonganji.or.jp

お昼ご飯は東本願寺前にある王将で済ませました。今回は、食事は簡単に済ませようかと思ってます。

そしてホテルにチェックイン

その後は、また地下鉄烏丸線に乗って、四条烏丸へ行き、今日のホテルにチェックインしました。いつものように、リーズナブルなホテルを利用します。
だいたい私は夜も、食事や飲みに出かけて、ホテルは寝に帰るだけなので、このくらいで十分なんです。

だけど今日の夜は、食事には行きません。
実は今回の今回の京都旅行にはもう一つの目的があるのです。
それは、甲子園球場阪神タイガースの試合を見るのです。私は阪神が好きなんですよ。一度ホテルにチェックインして、その後は甲子園球場に向かいました。
甲子園でのことは京都とは関係ないので、このブログには書きませんね。

2日目は②に続いて書きます。

to-kyoto.hatenablog.jp